MacのFinder操作すると、今まで使ったアプリや開いた書類などが履歴として記録され表示されます。
使う人によっては便利かもしれませんが、プライベート保護という観点から言うと不要かもしれません。
今回は、使用履歴を削除したり、履歴表示させない方法を紹介します。
Macでは、アプリや書類を使用した履歴のことを「最近使った項目」と呼び、以下の2箇所に表示されてしまいます。
- アップルメニューに表示される「最近使った項目」
- Finderに表示される「最近使った項目」
プライベート保護という観点からすると、上記のどれか1つだけでなく、この2つとも非表示設定しないと意味がありません。
ということで、以下に具体的な手順を解説します。
本体:iMac 2017(Retina 5K, 27inch)
OS:Catalina(10.15.3)、Big Sur(11.5.2)
アップルメニューの「最近使った項目」を消す方法
アップルメニューの「最近使った項目」を選択すると、過去に使ったアプリケーションや書類、サーバーが表示されます。
今回だけリスト削除する手順
ここに表示される使用履歴リストを削除するには、「最近使った項目」→「メニューを消去」を選択します。

「メニューを消去」。ちょっとしっくりこない項目名。
使用履歴をずっと表示させない手順
上記の方法で「アップルメニューからのファイル使用履歴」を一時的に削除することができますが、再度アプリを起動したり書類を開いた場合は、履歴として再度表示されてしまいます。
以下は、アップルメニューに使用履歴をずっと表示させなくする方法です。
「システム環境設定」の「一般」をクリック。
「最近使った項目」の数を「0」にする。
アップルメニューの「最近使った項目」自体がなくなります。
Finder上の「最近使った項目」を表示させない方法
Finderでも「最近使った項目」があり、ファイルの使用履歴が表示されてしまいます。
手順
Finderで「最近の項目」を表示させない方法手順を説明します。
まずは、デスクトップを一度クリックして、Finderをアクティブにして、
「Finder」→「環境設定」をクリック。
または、command ⌘+,
Finder環境設定画面の「サイドバー」を選択し、「最近使った項目」のチェックをはずします。
次に「一般」を選択し、
「新規Fiinderウインドウで次を表示:」の項目を「最近使った項目」以外を選択。
これでFinderから「最近使った項目」へアクセスすることができなくなります。
※macOSの仕様なのかわかりませんが、残念ながら、この方法でメニューを消しても、command ⌘ + shift ⇧ + Fのショートカットキーで表示されてしまうようです。
対処法は見つけられませんでした。
あと、重ねての注意点ですが、
「最近の項目」に表示されているファイルリストは、ショートカットではないので、消してしまうとファイル自体なくなってしまいます。不要なファイル以外は削除しないでください。
まとめと補足
以上、Macの操作履歴を消す方法でした。
- 履歴機能は一切不要。
- 使用Macが共有のもので、いじったファイルを第三者に見られたくない。
- いろいろ設定した後、第三者にMacを売る予定。
このような場合は、今回の設定で履歴をキレイにすると良いかと思います。
あと補足ですが、今回の手順はあくまでも「Finder上のファイル使用履歴」なので、各アプリケーションごとに履歴が取られている場合は、そのアプリから履歴を消す必要があります。
コメント
(2)Finderに表示される「最近使った項目」
「今回だけリスト削除する手順」はどのような操作を行えば良いのでしょうか。
記載の手順は(1)の「使用履歴をずっと表示させない手順」と同じで
Command + Shift + F を押下するとFinderに表示されてしまいます。