Finder(ファインダー)とはMacのファイルを管理するアプリケーションです。
ファイルやフォルダのコピー、移動、削除、リネームなどのファイルの操作や管理。
アプリケーション起動等を行うMacの基本となるもので、WindowsではExplorer(エクスプローラー)の役割を果たします。
Mac使用時、フォルダを開いて名前を変えてアプリを起動させるなどの操作は、実はFinderを操作していることになります。
そんな普段何気に使用しているFinderですが、時には不具合を起こすことがあります。
- Finderが反応しない。
- レインボーカーソルが頻繁に表示される。
- Macの動きが全体的に遅い。
- アプリが起動できない。
このような症状の場合、Finderを再起動させるとあっさり解消される場合があります。
Finderの再起動は通常1、2秒程度で終了します。
Macに限らずパソコン、スマホの調子が悪くなった場合は再起動が基本ですが、
Finderの再起動は本体の再起動よりもお気軽にスピーディに行うことができます。
本体の再起動の前に行う場合にもオススメです。
Finderの再起動方法は5つほど紹介しますが、最終的にはどれも同じ結果となりますので、通常はひとつ覚えておけばOKです。
もくじ
方法1:DockのFinderアイコンから
方法1は、初心者にも直感的にわかりやすい方法です。
Dockの一番左にあるFinderアイコンから操作します。
- option ⌥ を押ししながらDoc内のFinderアイコンを長押し。
トラックパッド操作ではなく、マウスの場合は
option ⌥ + 左クリックでも可能。 - 「再度開く」を選択。
これでFinderが再起動されます。
※ クリックした後にoption ⌥を押しても「再度開く」のメニューは表示されません。
クリックする前にoption ⌥を長押しします。
方法2:アップルメニューから
方法2は、画面上部に表示されているメニューバーの一番左にあるアップルマーク()
- デスクトップまたはFinderウインドウを一度クリック。
(Finderをアクティブにする) - shift ⇧キーを押しながらをクリック。
- 「Finderを強制終了する」を選択。
shift ⇧ + option ⌥ + command ⌘ + esc
- 【注意点】
- このショートカットを押す前に、Finderをアクティブにしておく必要があります。(手順1参照)
- ショートカットキーを押した瞬間にFinder再起動されます。
- Finder以外のアプリがアクティブになっている場合は、そのアプリが強制終了されます。
あまり見慣れないアイコン「⎋」は、escキーのことです。
方法3:「アプリケーションの強制終了」のショートカットキーを使う
方法2のメニュー内のショートカット表示にもありますが、「アプリケーションの強制終了」のショートカットキーからFinderを再起動させることができます。
以下のキーを押して、「アプリケーションの強制終了」画面を表示させます。
option ⌥ + command ⌘ + esc
(手順2のショートカットからshift ⇧を除いたショートカットです。)
リストの最後にある「Finder」を選択後、「再度開く」をクリックすることによりFinderが再起動されます。
通常であれば、起動中の各種アプリケーションを強制終了させる機能ですが、実はFinderを再起動させることができるのです。(終了はできません)
方法4:Terminal(ターミナル)から
ターミナルのコマンド入力からもFinderを再起動させることができます。
ターミナルを起動させ、以下のコマンドを入力すればOK。
killall Finder
※ killallは大文字でも小文字でもOKですが、「Finder」は必ずFが大文字、その他は小文字で入力すること。
コマンドライン入力が好きには良いかも。
方法5:アクティビティモニタから
Macの負荷をモニターする「アクティビティモニタ」からもFinderを終了させることができます。
- アクティビティモニタを開く。
- 一覧から「Finder」を探す。
(右上の検索ボックスから「Finder」と検索してもOK) - 左上の「」ボタンをクリックする。
- 「強制終了」をクリック
強制終了後、Finderが再起動しますが、数十秒待ってもデスクトップアイコンが表示されない場合、DocのFinderアイコンをクリックすれば元に戻るはずです。
まとめ
以上、Finderを再起動する5つの方法でした。
「Macが調子悪いけど、再起動するのも面倒い」という場合は、とりあえずFinderを再起動してみると案外あっさりと問題が解消される場合があります。
個人的には「方法3」をよく使いますが、どの方法でも結果は同じなので自分の覚えやすい方法で良いかと思います。
それでも調子悪い場合は、以下の記事が参考になるかと思います。
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