WordPressの人気無料テーマ「Cocoon」で、Cocoon設定「変更をまとめて保存」できない問題のズバリ解決方法です。
Cocoon:2.2.7.3(親テーマ)/1.1.2(子テーマ)
※子テーマ使用
現象
WordPressテーマCocoonの使用時、Cocoon設定「変更をまとめて保存」ボタンが押せなくなる。
マウスカーソルは指に変化するが、押しても設定が保存されない。
やったこと
Cocoonのサポート情報やその他のサイト情報を元に試してみたことの一覧です。
- 使用ブラウザを変えた。(Chrome→Firefox/Safari)
- ブラウザのキャッシュを削除した。
- 全プラグインをオフにした。
- MySQL/wp_optionsテーブルのoption_nameに「cocoon」が入っているoption_valueの値を全削除した。
- Cocoonテーマを削除して再インストールした。
- サーバー設定でWAFをオフにした。(Xserver)
- サーバー設定で各種キャッシュ設定をオフにした。(Xserver)
- WP-Optimize(不要なデータを削除できるプラグイン)でデータを最適化した。
- 子テーマから、親テーマで動作確認。
…結果、全てダメ。解消せず。
で、ズバリの解決方法!
原因は、サイト開設年の値にありました。
設定場所は、「Cocoonの設定」→「フッター」→「クレジット表記」→「サイト開設年」にあります。
Cocoonは、この値が1970〜現在の西暦でないと設定が保存できなくなる仕様で、通常であればこの範囲内でなければエラーになります。
私の環境では何故かここの値が最初から「212」になっていたので設定保存できなかったようです。
不正な値を入力し、「設定をまとめて保存」ボタンを押すと警告が表示されますが、「他のタブ内」で「設定をまとめて保存」ボタンを押しても警告が表示されない(見えない)ので、結局「保存ボタンが反応しない??」となっていたようです。
サイト開設年以外でも値のチェック機能が働き、そのタブ画面内でしか警告メッセージが表示されないので、タブごとに保存かけてみると不正データが見つかるかもしれません。
できればエラーメッセージは、どのタブがアクティブになっても表示して欲しいところです…。
補足(その他のトラブルの解決法)
「変更をまとめて保存」は押せて、一見保存されているかのように見えるが、実際は設定が保存されていない。
wp_optionsテーブルのoption_nameが「theme_mods_cocoon-master」の値を、
「theme_mods_cocoon-child-master」へコピーする。
以下のページ参照。
「変更をまとめて保存」を押すと403エラーが表示されて保存できない。
レンタルサーバーの設定で、WAFをオフにする。
WAFとは、「Web Application Firewall」の略で、「Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃」からWebサイトを保護するセキュリティシステムです
…が、時にはWAFが働き過ぎて不具合を起こす場合もありますので、その際はオフにします。(可能であれば、Cocoon設定後は、オンに戻します。)
WAF設定が可能なレンタルサーバー
WAF設定が可能なレンタルサーバーの一例です。
最近のレンタルサーバーはどこもWAF対応していることろも増えましたが、大雑把にオンオフしか設定できないところも多いです。
エックスサーバーの場合は、WAF設定が項目ごとにオンオフ設定できます。
- エックスサーバー ← オススメです。
- wpX Speed
- mixhost
- ConoHa WING
- ロリポップ!
- ヘテムル
- さくらのレンタルサーバ
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