Appleの「HEIC」は高画質を保ちながらファイル容量を抑えることのできる非常に優れた画像フォーマットですが、いまいち汎用性がないのが最大のネックです。
汎用性で言えば、JPEG、PNGが圧倒的に強く、WEB等にも非常に広く使われています。
iPhoneで撮影したHEIC画像をJPEGやPNGに変換したい場面も良くある訳ですが、今までは画像変換サイトやフリーウェア、Automatorなどを使用していました。
…が、2021年10月に発表されたmacOS Montereyから標準機能として、HEICフォーマットをJPEG、PNGに変換する機能が備わりましたので、そのやり方を紹介します。
因みにこの機能は、HEICからの画像変換の他、「JPEGからHEIC」や「PNGからJPEG」などの相互変換、そして3段階の画像のサイズも可能です。
動作確認環境
本体:iMac 2017(Retina 5K, 27inch)
OS:macOS Monterey(12.0.1)
標準機能でHEICからJPEG、PNGに変換する方法
- STEP.1変更したいファイルを右クリック(またはcontrol+クリック)し、サブメニューを表示します。
その後、サブメニュー内の「クイックアクション」→「イメージを変換」を選択します。
- STEP.2Convert Imageどのように変換するかの設定を行います。
Formatは、JPEG、PNG、HEICの3種類。
サイズは、小・中・大・実際のサイズの4種類。
ファイル容量が表示されるのは非常に便利です。
各設定の縦横最大サイズは以下の通りです。
設定サイズ 縦横の最大サイズ 大 1280px 中 640px 小 320px - STEP.3設定したファイルフォーマットと大きさでファイルが作成されます。
拡張子とサイズを確認してください。ファイルが作成された直後は、ファイル名を変更しやすく反転されているので、必要であればリネームしてください。(親切!)
その他の変換方法
今回は、macOS Monterey標準機能での画像変換を紹介しました。
標準で使用できるのは便利なのですが、最低限の機能しかなく、JPEG圧縮率や画像サイズの細かい設定などはできません。
もし細かく設定したい場合は、WEBサービスやフリーウェアでの変換がオススメです。
以下の記事にまとめましたので、良かったら参照ください。
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