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Thunderbirdのベータ版を安定版に戻す方法

Thunderbirdのベータ版を安定版(通常版)に戻す方法の解説です。

工程数は若干多めですが、慎重にやれば難しくはないので、がんばってください。

動作環境

MacOS:Big Sur(11.2)
Windows:Windows10(20H)
Thunderbird:86.0b2(64ビット)

Thunderbirdベータ版とは?

Thunderbirdに限ったことではありませんが、ベータ(β)版は、新しいバージョンのアプリをリリースする前にユーザーに試してもらう、言わば試作版的な位置づけのソフトウェアです。

いろいろな環境で試してもらうことで不具合をあぶり出して、安定した正式版のリリースへつなげる目的があります。

ベータ版は最新の機能が使える反面、不安定な部分もある場合が多いので、一般的にはオススメはできないのですが、一刻も早く新しいものを使用してみたいという新しもの好きな人はベータ版を使用しても良いかと思います。

安定第一のお仕事PCではベータ版は使用しないほうが無難です。

現在使用のThunderbirdのバージョンを調べる方法は、Thunderbirdを起動させ、
「このThunderbirdについて」を選択します。

この場合は、Thunderbirdのバージョンは、86.0b4です。

バージョン名だけでもベータ版か正式版かわかるようになっていて、

バージョン名にアルファベットの「b」が含まれているとベータ版で、数字だけだと正式版となります。

また、正式版は、xx.x.xと数字が3つに別れています。

例:

  • 78.7.0 → 安定版
  • 84.0.b1 → ベータ版
  • 8.0 → ベータ版

 

「86.0b4」を噛み砕いて説明すると、

バージョンは86.0だけど、試作2号機(2回目のベータ版)です。
使ってくれるのはすごくありがたいけど、もしかしたら不安定かも。
一応過去の不具合とか直して、新機能もいくつか盛り込んだけど、
新しい不具合あったら教えてね。
けど、あくまでもベータ版の使用は自己責任でお願いしますー。

…的な感じの意味になります。

Thunderbirdを手動でアップデートする方法と自動アップデートを止める方法フリーメーラー「Mozilla Thunderbird」を手動でアップデートする方法についての説明です。 Thunderbirdは...

ベータ版を安定版に戻す方法

安定版とは、つまり「b」がついていないバージョンのことです。

全体の手順としては以下の通り。

  1. 現在のThunderbirdデータをまるごとバックアップする。(もしも用)
  2. ベータをアンインストールする。
  3. 安定バージョンをダウンロード&インストールする。
  4. 昔のプロフィールを設定する。

具体的な手順

  • STEP.1
    「Thunderbirdのユーザープロファイルフォルダを表示する。

    「ヘルプ」の「トラブルシューティング情報」を選択。

    右上の三本線メニューからも選択可能です。(Widowsはココから)
  • STEP.2
    プロファイルフォルダーを表示させる。

    Macの場合

    プロファイルフォルダーの「Finderに表示」を選択。

    Windowsの場合

    プロファイルフォルダーの「フォルダーを開く」を選択。

    画面はMac版のもの
  • STEP.3
    プロファイルフォルダーをまるごとバックアップ

    表示された「xxxx.default」フォルダを任意の場所にまるまるバックアップコピーします。
    (「移動」ではなく「コピー」)

    • xxxxの部分はランダムな文字列になります。
    • 複数のフォルダーがある場合は、全てバックアップします。

  • STEP.4
    現在のThunderbirdをアンインストールする。

    Macの場合

    Applicationsフォルダ内のThunderbirdアイコンを選択し、ゴミ箱へドラッグ。

    Windowsの場合

    「設定」→「アプリと機能」→「Mozilla Thunderbird xxxx」→「アンインストール」

  • STEP.5
    安定版をダウンロードする。

    以下のページから必要な安定バージョンをダウンロードします。
    (Mozilla Thunderbirdの正式なFTPページです。)

    任意のバージョンのディレクトリから、任意のプラットフォーム、任意の言語を選択してダウンロード。

    例:Windowsの場合

    「78.7.1/」→「win64/」→「ja/」→「Thunderbird Setup 78.7.1.exe 」

    ※Windowsの場合、.exe、.msi。Macの場合、.dmg、.pkg。どちらか一方でOK。

    あまりにも昔のバージョンはデータ構造が違うかもしれないので、できれば新しめのもので。

    必要であれば、各バージョンのリリース情報は以下のページから参照。(英語)

  • STEP.6
    Thunderbird(安定版)のインストール
    インスーラーを起動させ、インストールします。

    インストーラーの最後に表示される「今すぐMozilla Thunderbirdを起動」のチェックを外し、インストールを終了させます。

    ◆注意◆:この段階ではThunderbirdは起動させません!

    普通に起動してしまうと、以下のようにアラートが表示され、新しいプロフィール作成を促されます。

    ここで新規プロフィールを作成してしまうと、まっさらな新しいデータがデフォルトになってしまい、今まで使っていたメールアカウントも過去のメールも見えなくなってしまいます。
    (過去データが消える訳ではありません。)

    アラートが表示された場合、「終了」を選択してください。

  • STEP.7
    ユーザープロフィールを選択の画面を表示

    以下のコマンドを入力して、プロファイルマネージャからユーザープロフィールを選択します。

    Macの場合

    ターミナルから以下のコマンドを入力する。

    /Applications/Thunderbird.app/Contents/MacOS/thunderbird -profilemanager --allow-downgrade

     

    こんな感じのアラートが出たら「OK」を選択。(Mac)

     

    Windowsの場合

    Windowsアイコンを右クリックして、「ファイル名を指定して実行(R)」をクリックする。

    以下のコマンドを入力する。

    thunderbird.exe --allow-downgrade

     

    もし、上記の方法で実行できない場合は、コマンドプロンプトまたはPowerShellから以下のコマンドを入力します。

    Thunderbirdが64ビットか32ビットかでアプリの保存場所が違うのでコマンド自体も変わってきます。

    【64ビットThunderbird用】

    "C:\Program Files\Mozilla Thunderbird\thunderbird.exe" --allow-downgrade

     

    【32ビットThunderbird用】

    "C:\Program Files (x86)\Mozilla Thunderbird\thunderbird.exe" --allow-downgrade
  • STEP.7
    ユーザープロファイルを選択
    1. 過去使っていたプロファイルを選択。
    2. 「今後このプロファイルを使用する」にチェック。
    3. 「Thunderbirdを起動」をクリック。

     

「–allow-downgrade」の部分を「-p」にすると、ユーザープロフィールを選択することができます。

(複数ユーザー用)

勝手にバージョンアップさせない方法

Thunderbirdはデフォルト設定で勝手に最新バージョンアップ(自動アップデート)されるので、もしバージョンを現在のもので固定したい場合は、以下のページを参照してください。

Thunderbirdを手動でアップデートする方法と自動アップデートを止める方法フリーメーラー「Mozilla Thunderbird」を手動でアップデートする方法についての説明です。 Thunderbirdは...
因みに、ベータ版は任意にインストールしない限り、自動的には適応されません。
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POSTED COMMENT

  1. aaa より:

    はじめまして。
    以前MacOSをBig Surにアプデした際、Thunderbirdが激重になったのでこちらのサイトを参考にβ版にしたのですが、その後通常版に戻されたのでしょうか?
    今、通常版の重さは改善されていますか?

    • tamoc より:

      現在は通常版に戻しましたが、重さは改善されています。
      因みにバージョンは、78.13.0です。

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