カバンの中のモバイルバッテリーがパンパンになってた!!
ある日、いつも持ち歩いてるカバンを開けてみると…
愛用しているモバイルバッテリーの様子が何かヘンです。
!!!!???
何コレ?
パンパンに膨れ上がったモバイルバッテリー。
触ったら、水風船みたいに「パーン!!」って弾けそうです。
なぜこんなことに!?
調べてみると、こういった現象はすごく特別なことではなく、リチウムイオン電池では、たまに起こる現象らしいです。
特に古いバッテリーに起りがちで、パンパンな中身は、リチウムイオン電池から発生されたガスなんだそうです。
古いバッテリーだけではなく、新品のバッテリーでも起こる可能性はあります。
過去にあった事故:Samsung「Galaxy Note 7」発火/爆発の原因が解明
とりえず、やっちゃいけないこと
- 衝撃を与えちゃう。
- 充電しちゃう。
- いろいろ分解しちゃう。
- そこらへんに放置したまんまにしちゃう。
- 見てみないふりをしちゃう。
- 怖いんで、そのままゴミ箱へポイ。← 一番やっちゃダメ!
焦っても、このような事は絶対やめましょう!!
最悪、爆発・火災の原因になります。
ガスの正体
謎ガスの正体は、主に水素で、その他には酸素、窒素、一酸化炭素、二酸化炭素等、通常のガスの他、いくつか電解液の成分が含まれます。
強い毒性はなさそうですが、安心安全クリーンなガスではなさそうです。
以上バッテリーの処理方法
応急処置方法
とりあえずの応急処置方法です。できるだけ衝撃をあたえないように慎重に行ってください。
- とりあえず、突然爆発して、飛び散らないように何かの袋に入れる。
- そのまま、密閉できる缶などに入れる。(フタがパーン!って飛び出さないやつ)
ガラス瓶はさらに危険度が高まるのでNG。
※ 今回の応急処置は、突然爆発しても大損害がおきないようにする為の方法です。
※ 今は大丈夫でも、バッテリーが突然高温になって爆発する可能性もあります。
応急処置が終わったら、次は処分先を決めます。
処理依頼(協力自治体・協力店編)
各自治体(市役所、町役場等)へ連絡するか、下記のサイトから廃棄処分してくれる業者を探します。
処理依頼(家電量販店編)
家電量販店でも処理を行ってくれるところがあります。
但し、パンパンに膨れているモバイルバッテリーは処分してくれないお店もあります。
また、リサイクルマークのあり・なしでも引取れるかどうかも変わってくるようです。
○:回収可能 ×:回収不可
家電量販店 | 膨張・解体 | リサイクルマークなし |
---|---|---|
ビックカメラ | ○ | × |
ヤマダ電機 | ○ | × |
ケーズデンキ | × | ○ |
ヨドバシカメラ | × | ○ |
エディオン | × | ○ |
※ 店舗によって違いがあるかもしれません。
※ 家電量販店の他、携帯ショップ、ホームセンターでも回収してくれるお店があります。
よく、大型量販店の入り口に廃電池回収ボックスなどありますが、
謎ガスパンパンの状態のモバイルバッテリーを黙って入れるのは絶対にやめてください!
こっそり時限爆弾を入れてくるようなものです。
どうすればよいか、とりあえず店員さんに聞いてみましょう。
自力で処理
危険を伴うのでオススメではありませんが、自分で処分したい場合の方法。
- バッテリーを完全放電させる。
- 慎重にラミネート材の端にカッターで切れ込みを入れ、バッテリーに穴をあける。
- バッテリーを適当な入れ物に入れる。
- 換気できる場所で、バッテリーをたっぷりの水につける。(電池を失活させる)
今後の注意点
今回問題が発生したバッテリーは、2017年8月にAmazonで購入したものです。
現在は、PSEマークがないモバイルバッテリーは製造・輸入・販売ができないのですが、当時はそのような法律もなく、PSEマークのないモバイルバッテリーも普通に販売されていました。
※ PSEマークとは、電気用品の安全性確保について定められた「電気用品安全法」の基準をクリアした電化製品に付けられるマークです。
因みに、 「PSE」は、「Product Safety Electrical Appliances & Materials」の略です。
価格的にも安価だったので、安全面がコストカットされ、今回のような不具合が起きたのかもしれません。
今後の注意点として、
- PSEマークがついていないものは買わない。使わない。(中古品注意)
- モバイルバッテリーの状態は、定期的にチェックする。(特に古いバッテリー)
- もし、異常な状態を見つけたら適切に処理する。
追記(2023.7.29)
AliExpress等の中国系の販売サイトでは、PSEマークがついていないモバイルバッテリーが普通に販売されているので、こういったものは購入しない方が良いかと思います。
↓こういったモバイルバッテリーはPSE認証されているので安全です。
以下の商品は、ソーラー充電可能な大容量バッテリーです。
なかなかヘビー(デカい)で普段持ち歩くのにはあまり向きませんが、
自宅に一台備えておくと、停電の際は非常に重宝します。
災害時には極端に品薄になるので、今から災害時に備えておくことをオススメします。
長時間使えるライトもついてます。
コメント
おすすめされてるバッテリーがぱんぱんになってるんだよなぁww
破裂しそうで怖いw