そもそも文鎮(ぶんちん)とは、紙が動いたりしないように重しとして乗せる文房具のことです。
学校の習字の時間、半紙の上に乗せるオモリが「文鎮」です。
英語ではPaper Weightと呼ばれます。
文鎮の形状や素材は横長の鉄の棒に限らず、いろいろな素材や形状のものがあります。
機能的には紙が飛んだり動いたりしなければ良いので、ある程度重さがあれば何でも良いとも言えます。
文鎮化とは
OSのアップデート等の不具合から全く反応もせず、修復も難しい状態のことを「文鎮化」と言います。
高機能な未来デバイス(スマホ等)も動かなくなってしまえばただの重しにかならないという、なかなかうまい表現かと思います。
この言葉が出始めの時は、主にスマートフォンで使用されていましたが、現在はタブレットやパソコンでも使用されるようになりました。
似たような言葉で、「フリーズ」、「固まる」などありますが、
これらの言葉のニュアンスとしては一時的な状態であるのに対し、
「文鎮化」は、「末期」、「自力復帰不能」、「詰んだ」、「ご臨終」…
…こういった意味合いが強いかと思います。
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