2020年3月現在、最新のChromeでは通常Flashが使えません。
ただ使えないと言っても、デフォルト設定がオフになっているだけでChrome自体はFlashを使える機能は持っています。
今回はGoogle ChromeでFlashを使用する方法を紹介します。
- STEP.1Chromeの設定ボタンをクリック
Chromeを起動して右上の設定ボタンをクリックする。 - STEP.2「設定」をクリック
- STEP.3「詳細設定」をクリック
画面左のメニューから「詳細設定」をクリックする。 - STEP.4「プライバシーとセキュリティ」をクリック
「詳細設定」をクリックするとサブメニューが表示されるので、その中の「プライバシーとセキュリティ」をクリックする。 - STEP.5「サイトの設定」をクリック
メイン画面の「サイトの設定」をクリックする。 - STEP.6「Flash」をクリック
- STEP.7「サイトでのFlashの実行をブロックする(推奨)」をオン
ブロックすることが推奨となっていますが、このスイッチを「オン」にします。 - STEP.8以上。設定完了。
これでChromeでFlashコンテンツを表示することができます。
なぜFLASHは迫害されたのか。
Flashは気軽にアニメーションやゲームをつくれることで、爆発的に普及した技術規格で、元々はMacromediaという会社が開発した技術でしたが、その後PhotoshopやIllutratorで有名なAdobe(アドビ)が買収しその技術を爆発的に普及させました。
ブラウザゲーム、Flashゲーム、アニパロ、MAD、空耳などのエンタメ系はじめ、企業サイトのトップページにアニメーションを入れることも非常に流行っていました。
Flashは、1998年頃から徐々に普及し、2005〜2007年頃から徐々に使われない技術となっていきました。(因みに日本でスマホの爆発的普及となったiPhone4の発売が2010年6月)
2019年現在、Flashは瀕死状態と言えますが、
Flashが失速するきっかけとなった最大の理由とされているのが、Appleの存在です。
Apple(というかジョブス)はFlashの技術やAdobeの対応に疑問を持っており、今現在もiPhoneではFlashは使用することができません。
AppleがFlashの技術を使用しない理由としては以下の通り。
- セキュリティ問題
→ ウイルスの温床。 - 動作不安定問題
→ PC、スマホをクラッシュさせる原因となる。 - 消費電力問題
→ 再生するには多くの電力が必要となる。(特にスマホでは致命的) - タッチ操作に不向き
→ 基本PC向けの技術なので、指で操作するスマホ操作に向かない。 - よりオープンなWeb標準がある
→ HTML5、CSS3、JavaScriptで代用できる。
→ サードパーティの技術に依存したくない。(一企業のテクノロジーが標準になるべきでない) - スティーブ・ジョブズはAdobeが超嫌い。
→ 以前は仲良しだったAdobeだったが、Adobeの主力商品をWindowsに移植して、Macを後回しにしたことでジョブス激おこ。
スティーブ・ジョブズは、Flashがまだ使われていた2010年に、
「Adobeの怠け者業者め!Flashなんてクソ技術そのうち誰も使わなくなるわ!」的なことを言っています。
確かにそうなりましたね…。