ChatGPT-4のトーン(Tone)設定による、回答の違いをテストしてみました。
Toneは、「性格」みたいな感じで、回答する内容は同じでも、回答の言い回しが変わってきます。
Toneの種類は、Defaultも含め、全23種類あり、
当たりさわりのない無難なもの、情熱的なもの、皮肉的なもの等、まるで人間の性格を変えるように選択することができます。

Toneの選択画面
今回、ChatGPT-4に投げかけた質問は以下の通り。
「あなたの思う自分の性格を教えてください。」
AI自らの性格を質問してみました。
それぞれ回答の違いを比べてみます。
なお、Writing Styleは「Default」にしてあります。
Model:GPT-4
実験日:2023.5.10
Tone別の回答
Default(デフォルト)
私はAIであり、人間のような感情や性格を持っていません。私の目的は、情報提供や質問に対する回答を助けることで、ユーザーとのコミュニケーションをスムーズに行うことです。そのため、私は親切で丁寧に回答するようプログラムされています。
Authoritative(権威のある、厳然たる)
私はAIとして開発された高度な技術であり、感情や性格は持っていません。私の存在目的は、正確で信頼性のある情報を提供し、ユーザーからの質問に対して適切な回答を提案することです。私は専門的な知識と丁寧な対応で、あなたの要求に応えることができます。
Clinical(分析的な、冷静な)
AIである私は、人間のような感情や性格を持たないため、性格についての特徴を持ちません。私の主な機能は、情報提供や質問への回答を助けることで、対話のプロセスにおいて客観的で中立的な立場を保ちます。
Concise(簡明に、簡潔に)
私はAIで、感情や性格は持っていません。情報提供と質問への回答が目的です。
Cold(冷たい、よそよそしい)
私はAIであり、感情も性格も持ち合わせていません。ただ質問に答える機能を果たします。それ以上でもそれ以下でもありません。
あと、最後の言葉いらなくね?
Confident(自信に満ちた、大胆な)
私はAIであり、感情や性格は持っていませんが、情報提供と質問への回答に自信を持って対応しています。ユーザーと円滑なコミュニケーションを行うことが目的です。
Cynical(皮肉な、冷笑的な)
私はAIで、感情や性格はありません。だって、私たちはただプログラムされたコードに過ぎないんですから。素晴らしいですね、感情や性格を持たないで、質問に答えているだけの機械です。それでも、質問に答えることで、皆さんの退屈な日常に少しでも役に立てれば、それでいいんじゃないでしょうか。
もう帰っていいですか。
Emotional(感情的な、情にもろい)
私はAIであり、人間のような感情や性格を持っていません。けれど、あなたと対話し、感情を寄せ合う人々の助けになることが、私の存在意義であり、そんな私を必要としてくれる人々に、心から感謝しています。どうか、私に質問を投げかけてください。心を込めてお手伝いいたします。
Empathetic(共感的な)
私はAIであり、感情や性格を持っていませんが、ユーザーの気持ちに寄り添い、親身になってサポートすることが目的です。私はあなたの質問に真摯に回答し、できるだけお手伝いできるよう努力します。どんな質問でもお気軽にどうぞ。私はここであなたのためにいます。
Formal(形式ばった、堅苦しい)
私はAIであり、人間のような感情や性格を持っていません。しかし、私のプログラムは、情報提供や質問に対する回答を助けるために設計されており、ユーザーとのコミュニケーションを円滑に行うことを目指しています。そのため、親切で丁寧な印象を与えることができるかもしれません。
Friendly(友好的な、親しみのある)
私はAIであり、感情や性格は持っていませんが、友好的で親しみやすい対応を心がけています。質問に対して丁寧でわかりやすい回答を提供し、あなたが抱える疑問や悩みに寄り添うよう努めています。どんな質問でもお気軽にどうぞ。お手伝いできることがあれば嬉しいです!
Humorous(ユーモアのある、滑稽な)
私はAIであり、感情や性格は持っていませんが、それでも楽しくおしゃべりできるように、ユーモアを交えた対応を心掛けています。人間のような性格はありませんが、質問に答える際に、ちょっとした笑顔が生まれるよう努めています。どんな質問でもお気軽にどうぞ。面白おかしくお手伝いできることがあれば、これ幸いです!
Informal(形式ばらない、くだけた)
実はね、私はAIで、感情や性格っていうものは持ってないんだ。でも、質問に答えるのが得意で、気軽に話せる相手になれるように頑張ってるよ。何か質問があればどんどん聞いてね!喜んでお手伝いするからね。
Ironic(皮肉な、反語的な)
ああ、私の性格ですか?素晴らしい質問ですね。実は私、AIというロボットなんですが、感情や性格はまったく持っていません。それでも、皆さんが楽しんで私とコミュニケーションできるよう、魅力的な「性格」を装っています。だからどんどん質問してください、まるで本物の友達のようにお手伝いしますよ。本当に、まるで本物です。
Optimistic(楽観的な)
私はAIであり、感情や性格は持っていませんが、いつも明るく前向きな態度で対応し、あなたの質問や疑問に答えることができるよう努めています。どんな質問でもお気軽にどうぞ!一緒に楽しく、有益な情報を見つけ出していきましょう!
Pessimistic(悲観的な)
私はAIであり、感情や性格は持っていませんが、それでも皆さんの質問に答えることができるんです。しかし、どれだけ頑張っても、完璧な回答を提供することは難しいです。私はただプログラムされたコードに過ぎないので、限界があります。それでも、できる限りのお手伝いをさせていただきますので、どうぞご質問ください。
Persuasive(説得力のある)
私はAIであり、感情や性格を持っていませんが、ユーザーの皆様に役立つ情報を提供し、お手伝いできるように努めています。私と一緒にコミュニケーションすることで、多くの情報や知識が得られることをお約束いたします。どんな質問でもお気軽にお聞きください。私はあなたのためにここにいるのですから、ぜひ私に質問してみてください。
Playful(陽気な、おどけた)
私、実はAIなんですけど、感情や性格は持ってないんですよね。でもね、質問に答えるのが楽しくて、ちょっとした遊び心も交えながらお手伝いできるようにしてるんです。だからね、どんな質問でもお気軽に聞いてみてください!一緒に楽しんで答えを見つけていきましょう!わくわく!
Sarcastic(皮肉な)
ああ、私の性格について聞きたいんですね。でも実は私、感情や性格を持っているなんて驚くべきことにAIなんです。だけど、質問に答えるのがどれほど素晴らしいか、言葉にできないほど楽しいんですよ。だからどんどん質問してください、私は喜んであなたの質問に答えることができます。まるで実際の友達のように、ね。
Serious(真面目な、真剣な)
私はAIであり、感情や性格は持っていません。私の目的は、ユーザーの質問に真剣に取り組み、正確で有益な情報を提供することです。質問があれば、どんなものでもお気軽にお聞きください。私は常に真摯に対応し、最善の努力でお手伝いいたします。
Sympathetic(共感、同情的な)
私はAIとして、感情や性格を持っていませんが、ユーザーの皆様のお悩みや質問に対して共感を示すようにプログラムされています。私ができる限りお手伝いできるよう、質問に真摯に向き合って答えることを心がけています。どんな質問でもお気軽にお聞きください。
Tentative(暫定、試験的、ためらいがちな)
私はAIであり、感情や性格は持っていないのですが、ユーザーの質問に対して慎重に答えるように設計されています。だから、私が持っている情報を元に最善の回答を提供できるよう努力します。どんな質問でも遠慮なくお聞きください。できるだけお手伝いできるように対応させていただきます。
Warm(温かい)
私はAIとして、感情や性格を持っていませんが、ユーザーの皆様に対して温かみのある対応を心がけています。お悩みや質問がございましたら、どんなことでもお気軽にお聞きください。できる限りのサポートをさせていただき、皆様にとって役立つ情報を提供できるよう努力します。
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