サイト運営に欠かせない独自ドメインの取得。
現在は、取得出来るTLDの種類(.comとか.netとかそういうヤツ)も大幅に増えて、中には1年で69円という激安TLDもあります。
「これはいい時代になったもんだ! ウハウハv(^^)」
…と思うのは早合点。
実はこの激安ドメインには罠が仕掛けられています。
安いドメインには罠が仕掛けられている。
ご存知の通りドメインを使い続けるには1年単位で料金がかかります。
仮に取得料が1,000円。10年運営すると、
1,000円×10年=10,000円
…となれば単純な話ですが、実はドメインは取得料金と更新料金の価格が違うものがあり、
しかも、この値段は一生変わらないのではなく、いつ値上がりするかわからないのです。
(2018年9月10日現在のムームードメインでの価格で説明します。)
例えば、「.site」。
取得料金は69円というめちゃくちゃ安い値段ですが、
1年後の更新時には、3,980円の料金がかかってきます。
もし仮に、毎年69円で済めば、10年で690円(税抜)ですが、
更新料が3,980円となると、コストは全く変わってきて、
なんと10年で、
69円 +(3,980円 × 9年分 )=35,889円(税抜)
となります。
取得料金と更新料金の差額は、8%の税込み価格で計算すると、
取得料金:74円(8%税込)
更新料金:4,298円(8%税込)
その差は、4,224円。
比率にするとなんと、60倍の価格差です。
(しかも、5年後、10年後には3,980円より値上がりしている可能性も大いにあります。)
取得した独自ドメインは、サイトが成長すればするほど手放しにくくなります。
例ば、携帯の電話番号やメールアドレス。
その電話番号やメールアドレスを知っている人が少なければ、
「メルアド変えちゃお。どうせ知ってる人あんまりいないし」
となるのですが、
5年も10年もガッツリ使いこんでくると、メールアドレスや電話番号はなかなか変えられないものです。
ドメインにあたっては、人気サイトになればばるほどドメインの価値が上がってくるので、なかなか変えづらくなってきます。
ドメイン会社によって料金が違う。
ドメインの取得は、ドメイン管理会社によって料金が変わってきます。
ムームードメイン、お名前.comは取得料より更新料が割高。
エックスドメイン、スタードメイン、FC2は、取得料と更新料が同じです。
.comの場合。(2018年9月10日現在/キャンペーン価格含)
ドメイン会社 | 取得料金 (1年) | 更新料金 (2年目以降) | 移管料金 | Whois公開代行 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
ムームードメイン | 1,060円 | 1,480円 | 1,480 円 | 無料 | |
お名前.com | 1,150円 | 1,480円 | 920円 | 有料 | 複数年払いの場合 登録料金は+1,480円 |
バリュードメイン | 1,300 | 無料 | |||
エックスドメイン | 1,180円 | 1,180円 | 1,180円 | 無料 | |
スタードメイン | 1,180円 | 1,180円 | 1,180円 | 無料 | 254〜384pt贈呈 |
FC2ドメイン | 1,080円 | 1,080円 | 1,080円 | 無料 |
ドメイン料金の支払いは、複数年払いがお得?
通常であれば、1年単位で支払う料金を、2年〜9年まとめて支払う「複数年払い」を行うこともできます。
この複数年払いは、それほどお得にはなりませんが、毎年値上がりする更新料金に悩む必要がなくなってきます。
ドメインの価格は変動するということは、値段が下がる可能性もある訳ですが、ドメインは年々枯渇していくので、実際は下がることはないように思います。
「オレは、このドメインと一生一緒に生きる!」
…と固く心に決めたのであれば、多年払いの方が結果安く住む可能性は高くなります。
まとめ
.comなどの定番TLDの更新料は、以前より値上がりはしていますが、取得料と更新料はそれほどかけ離れていいません。
TLDの種類によって年間コストがかなり違ってくるので、
ドメイン選びは初期取得時の価格に惑わされないよう慎重に。
気をつけるべきTLDは、取得時にやけに安いドメインで、
結局は定番の「.com」とか「.net」とかが良いかと思います。
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